ヒプノセラピーの催眠は、テレビなどで見る「催眠術」とはどう違うのでしょうか?

「催眠術」は同じ催眠でも、魔法をかけたようなショー的な要素が強かったり、本人の意に反した暗示を入れて相手を操ったりします。これに対して、ヒプノセラピー(催眠療法)は、リラックスして催眠状態に誘導して、クライアント様の表面意識を少し抑えます。そして潜在意識を活性化させることによって自分の心と向き合い、自分の中に閉じ込めてしまった本当の苦しみなどに気づき、それを解消していくことを目的としています。催眠という言葉に催眠療法に対する誤解を生む場合があるかもしれませんね。

セッション中の催眠状態とは、どのような状態なのでしょうか?

催眠というと「何かに操られる」とか「コントロールされるのではないか」というイメージがあるかもしれませんが、実際には深くリラックスした状態です。この時、周りの音も聞こえますし、身体の感覚も普段と変わりありません。自分の意識もはっきりしていて、言いたくない事は言う必要はありません。覚醒したいと思われた時は、いつでも自分の意志でセッションを中止して目覚める事ができます。

私たちは普段の生活の中でも、1日に何度もこの同様の催眠状態を体験しています。脳波がアルファ波になっている状態のことで、朝目覚めた時や、お風呂に入ってのんびりしている時、あるいは何かに夢中になって楽しい事を考えている時などがそうです。催眠状態(トランス状態)とは特別なものではなく、リラックスしていながら集中している状態の時のことを言うのです。

セッション中イメージはどういう風に現れるのでしょうか

ヒプノセラピーでは、セラピストの誘導によって徐々に潜在意識からのイメージを受け取る状態に入っていくのですが、そのイメージの捉え方は人によって様々なものがあります。クライアント様によって、大まかに分けて3つのタイプがあります。
・視覚タイプ・・・映像や絵、写真、動画のように場面や景色が「見える」タイプ
・感覚タイプ・・・色彩や光を感じたり、音が聞こえたり、匂いを感じたり、冷たい熱いなどの知覚で感じるタイプ
・感情タイプ・・・イメージは見えないかもしれませんが、その場面に出てくる自分や人の感情を感じるタイプ
どのようなタイプにしても「ありありと感じる」というよりも「ぼんやり、うっすら」と浮かんでくるという方が多いようです。セッション中に何も見えないからと言って焦らなくても大丈夫です。深呼吸をして受け身になりセラピストの誘導で、ゆっくりと観察していけばいいのです。あなたにとって最も適切な形で潜在意識からの答えは得られるものです。

神経質なので、うまく催眠状態に入れるか自信がありません。

催眠中も自分の意識ははっきりとしているので、実際には催眠に入ってる状態になっていても、自分はいま催眠状態にあるとは感じないことが多いようです。瞑想をしている時と同じ感覚なので、不得意だと感じる方は瞑想の練習をされるとよいでしょう。催眠に入らなければいけないと思いつめることを手放して、深呼吸をして少し受け身になってみるのがコツのようですね。催眠から覚めた後で振り返った時に、起きたまま夢を見ているような不思議な感覚だった、とおっしゃる方が多いです。

赤い糸で結ばれたパートナーが誰なのか知りたい。

人は、生まれる前にいろいろな人生計画をたてて生まれてくると言われています。前世で成功した人生を送った人も失敗の人生を送った人も、それまでの人生の記憶とさらなる魂の成長を計画し、それらすべて消し去って記憶をリセットしてこの世に生まれてきます。前世で歴史の残るような人も同じ条件の下で生まれてきます。愛情や人間関係の問題について計画して生まれてくる人がとても多いようです。そういう意味で「人生は一冊の問題集」だと言えるでしょう。人間関係や恋愛など深くお悩みになられて、ヒプノセラピーをお受けになられる時には、潜在意識はその時点でのあなたにとっての最良な答えを用意してくれることでしょう。

心療内科に通っていますが、ヒプノセラピーを受けることはできますか?

心療内科等に通院や服薬治療中の方は原則としてお受けしておりません。どうしてものご希望の際には、必ず主治医の許可を得てください。

状態(症状や相談内容)によってはセッションを行わない場合があります。

尚、通院中であっても別の相談(仕事、人間関係、等の人生上のお悩み)のカウンセリングなら医師の許可がなくても概ね可能です。