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前世はあるのかな?

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生まれ変わりって本当にあるの?

古代エジプトの人たちは、人間には魂というものがあって死んだらあの世に還り、また再び地上に戻ってくるという転生輪廻を信じていました。

時代が下って、古代ギリシャの哲学者や思想家たちも、多くはこの転生輪廻を信じておりました。

しかし西洋において、イエス・キリストの時代にイエス自身の活動期がわずか3年しかなかったこともあり、イエスは転生輪廻を悟っていたものの弟子たちに充分に説ききれなかったために、その後の西洋人の多くはこの転生輪廻の思想を受け入れようとしない歴史が近代まで続いてきました。

ところが、近年において心理学が発達してきて、退行催眠を使う心理療法として、「前世療法」が出てきました。
催眠状態に入って潜在意識を活性化した瞑想状態において、過去を語らせ始めると子供のころにさかのぼり、例えば10歳ころのこと、5歳ころの時のこと、4歳、3歳、2歳、1歳そしてなんと母親のおなかの中にいたときのことを語り始めたのです。さらに、生まれる前のあの世にいたときのこと、そしてさらに前世の事まで話し始めたのです。それも、一代前だけでなく、二代も三代も・・・ずっと大昔の記憶を話す人が数多く出てきたのです。
過去世の人生体験から、今のその人の悩みが一体どういう理由によって起きているのかを探り、深い心の癒しを体験する療法がアメリカで流行りだしたのです。

とはいえ、本当に前世の記憶というものが実際に存在するのかどうか・・・
など、議論を始めてもあまり生産的ではないように思います。
というのは、現実的な生活の中では不可知論的に考えて、分りえないことに対してはプラグマティックになる事もありなのかもしれません。

しかしながら、前世の記憶を持つ人はどの時代にも一定数おられる事は事実です。
そして、前世の記憶とその歴史的事実など、その人たちが語ることと事実を照合して証明しようという動きがありました。
もちろん、古い証拠を確認のできるケースなど無いに等しいと思われていましたが、なんとあったのです。
年代、国、町の名前、町の地図の状況、その人物の名前まで正確に照合できた。証明できた・・・、
知りえないはずのことがピタリと合っていると・・・

人間の記憶は、潜在意識の中にすべての記憶が格納されています。
表面意識ではすっかり忘れてしまっているようなことを潜在意識にはすべて残されています。
今世の幼いころのトラウマを受けた場面に退行しますと、表面意識は色々な理由によって忘れてしまっている場合でも潜在意識の記憶を思い出し、インナーチャイルドなどの癒しをさせていただ生きづらさや不安を解消することが出来ます。潜在意識の過去の記憶は別名アカシックレコードとも言われています。生まれる前の古い記憶、魂の歴史が残されています。催眠下で退行すると、生まれる前のお母さんのおなかの中にいるときの記憶を思い出される時があります。その頃のお母さんの呟きまで思い出して、それがトラウマとなってその方の人生観に影響しているのでした。

今や、潜在意識の研究も進み、退行催眠を使った心理療法は確立された療法だと言えます。
ただ、トラウマなどのお悩みはとてもデリケートな心の問題です。
このような難しい問題を扱わせていただくことになるので、すべてのヒプノセラピストが素晴らしい「癒し」を提供できるかどうかといえば、それは難しい問題だと言えます。
しっかりとした経験値と深い人生観がセラピストに求められるのだと思います。

また別の問題として、巷の霊能系のヒーリングというのも信用できるかどうかわからないというのも私の本音です。

次回、転生の過程での経験がその人の性格や対人関係について、また、運命はあるのかなどお話したいと思います。

(つづく)

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